佐同教とは

ごあいさつ

 

佐賀県人権・同和教育研究協議会 会長  松本 定
 
 

佐賀県人権・同和教育研究協議会総会(2024年5月17日)において会長を拝命した伊万里市教育長の松本定です。
皆様におかれましては、あらゆる差別の解消と人権が確立した社会の実現に向けて、ご尽力をいただいておりますことに感謝しますとともに、心より敬意を表したいと思います。
さて、「人権の世紀」と期待された二十一世紀は、四半世紀が過ぎようとしていますが、国際社会においては自国第一主義への回帰が起こり、「ウクライナ侵攻」、「ガザ侵攻」等、人命が軽視され、国際協力や国際協調を維持することも困難な状況が生まれつつあります。
一方、国内では、個人の尊厳を軽視した企業活動の在り方が問題になり、コンプライアンスと人権を軽視しては、企業活動が成り立たない状況も出てきました。あらゆる活動のベースに人権尊重の精神が据えられていなければ、成功につながらないということを多くの人々が再確認したことと思います。
解決しなければならない部落差別をはじめとする人権課題がたくさんありますが、それぞれの職場や地域で、ふとした日常の会話の中で、人権について意識していくことが大切なのではないでしょうか。
二〇一六年に「差別解消三法」(「部落差別解消推進法」・「障害者差別解消法」・「ヘイトスピーチ解消法」)が成立施行されました。
また、佐賀県においては二〇二三年に、「すべての佐賀県民が一人一人の人権を共に認め合い、支え合う社会づくりを進める条例」(以下、佐賀県人権条例)が制定されました。この佐賀県人権条例では、目的の他に、県・市町・県民・事業者の責務が定められています。さらに、昨年三月には、この条例を具体化するために「人権施策基本方針~人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり~」を定め、県民や事業者に取り組んでほしいことを述べています。まず、どんなことが書いてあるか読んでみることも、部落解放・人権政策確立のための一歩ではないかと思います。
様々な人権課題を自分のこととして捉え、あらゆる差別の解消をめざし、誰もが生まれてきてよかったと思える社会の実現に向けて、共に取組を進めてまいりますので、皆さまのさらなるご協力をお願いし、あいさつといたします。

2024年5月17日(金) 

研究のビジョンとこれまでの歩み

ようこそ!佐賀県人権・同和教育研究協議会のホームページへ
2024.08.02.(金)~09.06.(金)

第53回佐賀県人権・同和教育研究大会(全体会)

2024.10.25.(金)~

佐賀県人権保育研究集会(オンデマンド)

2024.11.01.(金)

第53回佐賀県人権・同和教育研究大会(分科会/ハイブリッド)

2025.01.14.(火)

佐同教実践交流会

新しい研究成果

「進学費用や奨学金等の制度について」(2024.12.25)

~子どもたちの自己実現を支えるために 2024-2025~

 子どもたちの教育に必要な費用を、小学校入学時からまとめています。また、佐賀県で活用できる様々な奨学金等の支援制度をまとめています。学校での進路指導や家庭支援にご活用ください。
 

こちらのパンフレットの紹介チラシ(A4裏表1枚)もあります。